8月26日(日)きのこ定例観察会&ゴミ拾い
2012.08.26
晴天、かなり蒸し暑さを感じるなかでの観察会となった。8月に入ってから雨天の日が数日あり、また晴天の日でも湿度の高い日が続いたので、菌類の発生には好条件かと思われた。張替理事が、前日市内桜山にて採取した約20種のきのこを持参し、また集合した会員の中でも市内各所でのきのこ観察事例が話題になりきのこ談議で盛り上がる。中田理事長から一ヶ月後に実施されるのイベント「家族きのこ観察会」での周知事項後、8月も終わりに近いので秋をつげる菌類があるか、それとも夏日の続く今年の天候を反映して夏型の菌類が引き続き観察されるのか、興味と期待をもって各班フイーネドに入る。それぞれの担当場所にて観察、採取にとりかかった。予想されたとおり、かなりのきのこの発生はあるものの、高温と多湿のため痛んだものも多く少々残念。それでも7月に引き続きタモギタケが確認され、ススケヤマドリと共に夏らしさをのこしている。一方、コガネテングタケ、イボテングタケなどのテングタケの仲間が各種見つかり、やはり秋は確実に近づいているようだ。まれなきのこであるマメザヤタケ、カブラアセタケ、のほか当会の初確認となるクリゲノチャヒラタケも観察された。タマゴタケは、まだ卵そっくりの幼菌から完全な成菌まで各段階のものが多数あり、並べてみると「まるで育ってゆくのをみているようだね。」との声が聞かれた。暑さの中、汗をふきながらの鑑定になったが50種を超えるきのこに一同大満足の観察会となった、また 伊藤善一郎さんから1メートル近いコフキサルノコシカケを届けていただき、皆から驚きの声があがった。当会のほうで標本として保管した。「来月は秋本番だね」と声をかけあって終了。参加者:一般参加者3名を含め28名。菌類同定:52種。鑑定同定:滝沢和文、張替宣男、中田洋子。きのこ説明:佐々木強。記録:横内のぞみ、前政邦。