8月28日(日)きのこ定例観察会&ゴミ拾い
2011.08.28
今夏は、一説によると、春の低温とそれに続く少雨のせいで菌類の成長が悪く、きのこが少ないと嘆く声が聞こえてました。そんな中での定例観察会でしたが、数日前には多少のまとまった降雨もあり、朝夕も少し涼しくなり、皆さん期待をもっての参加でした。一般参加の方も4名、楽しみにされて来られました。
天気も良く、いつものように各班ゴミ袋も携えて森に向かいました。木々は最大に葉を繁らせ、森は鬱蒼として空気も少しひんやり感じました。
さて肝心の菌類ですが、なかなか目に付きませんでしたが、眼が慣れ始めたのか、アシグロタケやナカグロモリノカサなどが、地味な姿を見せてくれ、そのうち大きなテニスボールのような球体が、そしてクリーム色の網のようなものがまつわり付いた太い柄が倒れてました。マクキヌガサタケでした。
こうして採集したキノコを並べて11時30分から鑑定会と、きのこ解説が始まりました。ヒラタケ類に間違えそうなヒメシロタモギタケや、そしてポルチーニことヤマドリタケモドキもあり、なかなかの成果で一同満足といったところでした。
次月の家族きのこ観察会では更に多種類多量のきのこの発生があるでしょう。
今日の参加者は49名、菌類同定は42種でした。
菌類同定と解説:佐々木強理事。記録:菊池洋子、荻原直子