5月15日(日)洞爺湖サミット記念の森の集い

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活動報告の詳細
5月15日(日)洞爺湖サミット記念の森の集い
2011.05.15
思わず首をすくめる寒い朝8時、市民の参加者で満席の大型バスが道庁前をスタート。その中に本会からは、中田理事長外、浦口護、森悟、小林正吾の会員も再後部に席をとっていました。バスが中山峠を越えたころから青空が広がり雪をまとった羊蹄山がくっきりと姿を見せ、満開のサクラが点在する新緑がバスの私たち一行を歓迎してくれました。
会場のサミット記念の森は、洞爺湖の南側の展望のよい丘陵斜面に位置し、一行はここで地元の参加者と共に用意されていた4樹種の計800本の苗木を未来の願を託して植つけ、快い汗を流しました。ここでの呼び物はクリンラーチの名づけられた道立林業試験場で育種されたカラマツでした。これは在来のカラマツよりも成長がよく、CO2の吸収力が大で、その上にカラマツの弱点であった野ネズミの食害も受けにくいという優れ物で、地球温暖化に防止の新しい樹種と期待されているとのことでした。
植樹活動を無事終了し、一行は北湖畔の洞爺財団(たからだ)自然体験ハウスに移動し持参の弁当を広げました。その後、当ハウスのレンジャーの案内で洞爺湖周辺のミズナラやハルニレ、カツラなどが芽吹く湖畔林の散策を楽しみました。ささやかな活動でしたが、次世代へ贈り物したとの思いで、晴れやかな早春の一日でした。


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