5月20日(水)きのこ写真撮影会(第1回)
2015.05.20
前日の冷たい雨風から一転して、当日は空も晴れ上がり気温も上がって、気持ちの良い爽やかな春の天気となり、新緑に包まれた旭山都市環境林で、今年最初のキノコ写真撮影会を実施。
参加者は7名。簡単なミーティングの後、都市環境林へと向かう。山の家のすぐ上の林の中の歩道を都市環境林へと進む中、「ホーホケキョ」とウグイスの心地よいさえずりが聞かれ、まるで私たちを歓迎してくれいるかのようた。目的地に着くと、さっそくキノコを求めて環境林の中を探し回るが、キノコの姿はいっこうに見つからない。目につくのは去年の古いキノコばかり(チャウロコタケ、ツリガネタケ、カワラタケ、チャカイガラタケなど)。ようやく、今年になって発生したアシグロタケを見つけた。硬いので食用には向かないがきのこらしい良いダシが出るので、うどんやそばのダシにすると良いという。 枯れ枝が集められた場所でキララタケを発見。でも、特徴の一つである傘表面の雲母状鱗片がほとんど脱落していた。近くの別の倒木では傘表面に綿くず状またはふけ状の鱗片をつけたコキララタケ、さらに別の倒木の枯れ枝では黒い寒天質状のヒメキクラゲも見つけた。枯れ木に食用にもなるフチドリツエタケを4〜5本発見!また、立木の傷んだ根元部分にヒラタケが発生していた。思わずみんなから歓声があがり、活気が戻ってきた。春なのでまだまだキノコの種類は少ないが、根気よく探せばきっといろいろなキノコに出会えるかも・・・。季節を追う毎に、いろいろなキノコがつぎつぎと発生してきます。食べられるキノコだけでなく、いろいろなキノコの発生の様子を観察するのも楽しいものです。さあ、みんなもキノコウォッチングを始めませんか。そして、キノコの不思議な世界をのぞいてみましょう! 参加者:7名。 観察同定きのこ:11種類(キララタケ、アシグロタケ、チャウロコタケ、ヒラタケ、フチドリツエタケ、ツリガネタケ、カワラタケ、オオチリメンタケ、ヒメキクラゲ、チャカイガラタケ、不明種3) (佐々木記)