6月15日(日)アコムみるコンサート物語を協力
2014.06.15
誰かのために何かをしたい、多くの人の笑顔が見たい、地域社会と良好な関係を築きたい、そんな思いから始まったバリアフリーコンサートがアコム主催で日本中で開催されています。札幌でも市民ホールで目だけでなく、耳で、心で、体で「みる」コンサートが開催されるにあたり、私達『藻岩山きのこ観察会』も少しでも『笑顔のおてつだい』が出来たらとの思いから協力参加しています。私は毎年ボランティアをさせていただける事を楽しみにしています。小さなお子様からお年を召した方、ハンディキャップのある方などみんなが気楽に楽しめる様に様々な工夫がされています。
車イス専用席、ベビーカーの子供達の席など…が用意されています。お客様をお迎えする時は少し緊張しますが、スタッフ・ボランティアみんなが心ひとつにしてとびっきりの笑顔でお客様のお手伝いをしています。今年も、沢山のお客様が雨の中笑顔いっぱいに会場に足を運んで下さいました。
「今年も来る事が出来ました」との初老の方のたどたどしい声は胸が熱くなりました。お客様を無事に会場へ案内し終わると、ボランティアの私達もお客様と一緒に会場の後部席で楽しめる時間があります。舞台での楽しいプログラムに心癒されるひとときです。
音楽の演奏はもちろん、今回は手話で歌が歌える事にびっくり!会場みんなで手話通訳の方の手を真似て、「となりのトトロ」の主題歌「さんぽ」を歌う事ができました。
「藻岩山きのこ観察会」お手伝いの皆さんも「手話歌」出来ましたか?大きなスクリーンでは、手を使ってハト、キツネなどの影絵を作って見せてくれました。
昔の子供達は娯楽の少なかった時代、夜になると障子に手で動物や鳥などを作り楽しんだ事を思い出し懐かしくなりました。今年の幻想の世界は「セロ弾きのゴーシュ」です。影絵劇の素晴らしさに、夢の世界にいる様で会場もシーンと見入っていました。コンサート終わりに近付く頃、出口いてお客様をお見送りをしますが、「ありがとう」の声、子供達の「バイバイ」など…その中にありがとうを私達返したくても声が出せない、手も動かない、笑顔も作れない、でもその女性が足をいっぱい動かしてバイバイをしてくれました。何かを伝えたくても、体が言う事を聞かない…でもお客様一人一人のありがとうの声が目、耳、体から感じる事が出来ました。
この度、ボランティアをする事で私達の方こそ、生きる力と勇気をいただきました。この手作りコンサート(20回目)がいつまでも続くことを願っています。
そして、どんな人でも『もっと人のなかへ』の願いとともにまた来年ステキな笑顔に会えます様に…Good Luck。
協力者:中田理事長、張替、小林勝美、富樫、布川、浦口、日下部祐基・りせ、隅田、吉野。(吉野記)