7月18日(水)きのこ写真撮影会
2012.07.18
今年3回目の「きのこ写真撮影会」が盤渓市民の森で9時30分〜12時30分迄実施。
当日は、全道的にも気温が上がり、各地で30℃を超える真夏日となった。これまで比較的少雨傾向だった道内も12日には一転してまとまった量の雨が降ったので、キノコの発生に少しは期待をしていたが、結果はやはり少なかった。キノコの発生には気温や湿度、周りの環境などの条件が整うことが必要である。一度くらい大雨が降ったからといって、これまで乾ききっていた大地には十分な潤いとはいえない。それでも「盤渓市民の森」は、たくさんの木々が生い茂る広大な自然のフィールドだけに保水力もあり、僅かながらキノコの発生も見られた。コムラサキシメジなど7種の他に不明種が数種あった。今回また新たな課題ができ、キノコは奥が深いことを再認識する。
きのこ写真撮影会は少人数のせいもあるが、ただキノコの写真を撮るだけでなく、会話を通しながら互いにキノコについての知識を深めあい、豊かな経験なども交換できる場でもある。キノコはまた豊かな自然環境の中で、様々な生き物と密接な関わりをもって生きている生物であり、キノコを探し求めて歩き回っていると、いろいろな珍しい植物にも出会う。今回ひときわ人目を引いたのはオレンジ色の美しい花をつけるクルマユリだった。クルマユリの名前の由来や青く色づいたブドウのような実をつけたサンカヨウはアマドコロで、よく似たホウチャクソウとはここが違うと説明してくれる。白い斑入りの葉をつけた蔓植物を見つけると、これはマタタビだよと教えてくれる。植物に詳しい会員から色々と聞いた。このように、撮影会はいつの間にか雑学教室になることもある。だから楽しい!アッという間の3時間だった。 参加者:佐々木強(リーダー)、本間善久、河原一栄、和田けいこ、中田正行。